【再び】



あの人が来てから調度一週間。

まさかとは思うがそんな毎回会うわけ
「よう」


あったんだけどぉぉお!




私がめっちゃ驚いた顔をしたら、

「なになに?そんなに銀さんに会いたかったからって嬉し過ぎてフリーズ起こさなくていいよー。」


どこをどう勘違いしたらこんなに自信が持てるのだろうか。

このままこのセクハラ野郎に付き纏われるのも嫌なので返却に行く事にした。


『あはは、お客さんの顔がかっこよくて見とれちゃいましたぁ(棒読み)
それじゃぁ返却に行くので失礼します』


適当に返却しに行こうと台にあった返却物をとって足早にそこを後にした。


のに…

『なんで付いてくるんですか!?』


「だってよぉカウンターにいたら突っ込んだ話しできねーなって思ってたら調度いいことにちゃんが返却にでたからよぉ」


『って、名前!?なんで!』


そう聞いたら彼は笑いながら指を突き刺した。



『(あ、ネームプレート)』

と思った瞬間後ろの人が背中にぶつかりバランスを崩した。

“ぐにゃっ”という掴まれた感触がしたのと同時に支えようとした銀髪の手が胸を鷲づかみしていることに気がついた。



『き、きゃぁああぁぁあ!!////』


「ちょ、まて!これ不可抗力だろ!?銀さんは掴もうなんて気はありませんでした!」


『なんで説明口調なんですか!?(怒)でも支えてくれたことにはお礼を言います。ありがとう』



「いいって。ちゃんて結構着痩せするタイプなんだな。」


『(怒)』

やっぱりお礼なんて言うんじゃなかった!


『私もうカウンターに戻りますね』


「えーっ!行っちゃうの!?もっと話し、しようよー!」


コイツとこれ以上いたら絶対キレる。まだこのバイトやめたくないもん!

そう思った私はダッシュでレジまで戻った。








………


「ねーねーちゃん。ちゃんは彼氏は居ないの?ちなみに銀さんは彼女募集中でーす!」


『DVD借りたなら早く帰れよ、銀髪。』


今さっき貸し出しをしたのにまだ話そうとしている銀髪。こういう時に限ってお客さんも店員も来ない。
いつもならタイミングを見計らったかのようにお客さんがレジに並ぶのに…。



「ねえ、聞いてた?」


『聞いてない。』


「え!?即答ですか!今、銀さんのガラスのハートが粉々になっちゃったよ!どーすんのコレぇ!?」


『あはは、そんなに声荒げなくていいのに』


「お前笑ってた方が可愛いのな。いいもん見れたし今日は帰るわ。」


そして今日も彼は帰っていくのでした。



頂きもの一覧
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銀ちゃんみたいなお客さん(顔ね)がきたら眠気が一気に覚めてテンション上がっちゃうのになぁ☆☆もう眠くてなにがなんだか…。
菊清らいか。
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相変わらず、ヒロイン冷めてますね・汗。言わなきゃいいのに……な余計な一言を言える銀ちゃんも好きです♪