**************************マヨの騎士4



結局追い返されて、私達は元来た道を歩いていた。私は、真選組の土方さんが、あの土方さんなのかが気になって仕方なくてソワソワしてる。

「…門前払いですね…」

「会いたくねえ時は、あっちから来るのにな」

やっぱり会わせて貰えなくて、アポイントを取ろうとしたけど、お仕事絡みの理由が無いので取り合って貰えなかった。

「…あの…私、これから仕事に行かなきゃなので、また次の休みに一緒に探して貰っていいですか?」

私は、コンビニのバイトとを掛け持ちしている。一日の大半が休みの日でないと、身動きが取れない。

「はい。じゃあまた…あ!」

新八君が何か、思い付いた。

さん、本名は?」

です」

さん、ですね。自分の写真って今持ってますか?」

「写真…」

巾着の中を掻き回す。
この前の撮影の時、何枚かポラを貰っていた。まだ入れっぱなしだった筈だ。

「あった!」

とりあえず、封筒ごと全部渡す。この前確認した限りでは、変な顔をしている写真は無かったはずだ。

「とりあえず、うちは暇なんで真選組の門の前で張ってます。土方さんが出て来たら、名前と写真見せて、知ってるかどうか聞きますね」

…新八君は、銀時さんよりしっかりしてる。



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2006/12/11