奇特なおじ様。 本日、桜が散りまくったこの折りに、めでたく入寮となりました。新緑の出て来る時に入寮なんて、素敵ですよね。だって葉っぱは光合成をするのですもの。とても自立してると思いませんか? 天涯孤独な身の上(こう書くと、何様だって感じですね。恥ずかしい。)になって働く筈だった私を、学校に行かせて下さった上に、寮にまで入れて頂き、本当に感謝し尽くしてもし尽くせない思いでいっぱいです。 でも、手紙を書けだなんて…おじ様は、あしながおじさんのファンなのですか? 正直、最初は呆れました。でも、願ってもない機会ですから、しがみつかせて貰います。 私が持っているのは、捻くれ気味の脳みそと、『不可』が『可』よりは下回っているこの体です。(自慢じゃありません。念のため書いておきます。一応、肉体労働でもなんとかやっていけるかなと目論んでいたのですが。) そんな私の考えが面白いなんて。私の思う事が知りたいだなんて。文章を書けだなんて。 芽が出るとは限らないでしょう? だから、そんな奇抜で奇特で、賭けもしてしまう素敵なバランス感覚を持ち合わせた酔狂なおじ様に出会えた事に感謝します。 感謝してる分、楽しみつつ必死に、これから三年間頑張るつもりです。 ううん。つもりじゃなく、頑張ります。 それでは、今日はこの辺りで。部屋の掃除をしなきゃ。 P.S.お名前は結局分からず仕舞いだったので、『おじ様』と呼ばせて貰いますね。 |